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訳者註


『人間の頭脳活動の本質』

 

−p.193−

(1) 『資本論』第一巻第四編第十三章第九節、向坂逸郎訳(『岩波文庫』)第三分冊、三〇三頁。

 

(2) リービッヒ Justus von Liebig(1803―73)。ドイツの化学者、有機化学の父祖、柏木肇訳『化学通信』(『岩波文庫』 Chemische Briefe, 1884)、田中實著『リービッヒ』(岩波新書)。

 

(3) フンボルト Alexander von Humboldt(1760―1859)。Karl Wilhelm von Humboldt の弟、ドイツの地理学者、近世地理学の祖、『宇宙』(Kosmos, 5 Bde., 1845―62)。

 

(4) ハイム Rudolf Haym(1821―1901)。ドイツの文学者、哲学者、『ヘーゲルとその時代』(Hegel und seine Zeit, 1857)。

 

(5) フォイエルバッハ Ludwich Andreas Feuerbach(1804―72)。ドイツの唯物論者、哲学者、ヘーゲル学派左党の代表者。佐野文夫訳『ヘーゲル哲学の批判』、植村晋六訳『将来の哲学の根本問題』、舟山信一訳『キリスト教の本質』(何れも『岩波文庫』)。

  「私の哲学は哲学ではない。」"Keine Religion, ―ist meine Religion keine Philosophie, ―meine Philosophie," (Philosophische Fragmente. Sämtliche Werke hg. W. Bolin u. F. Jodl. Bd. II.,S. 391.)

 

(6) リヒテンベルクの小刀 George Christoph Lichtenberg(1742―99)が "Verm. Schriften"(1800―06)の中で云った言葉 "Ein Messer ohne Klinge, bei dem der Stiel fehlt." 意味は「無意味のもの」(Unding)のこと。

 

(7) 『旧約聖書』「伝道之書」第一章九・十節「さきに有し物はまた後にあるべし、さきに成し事はまた後に成べし、日の下には新しき者あらざるなり、見よ是は新しき者なりと指て言べき物ありや、其は我等の前にありし世々に既に久しくありたる者なり」

 

(8) シラーの詩『希望』(Hoffnung)の一節、

   Die Welt wird alt und wird wieder jung.

   Doch der Mensch hofft immer Verbesserung.

   人の世は年老いまた幾度か若返るが、

   人間はいつまでもより良くなることを望む。(野上巌・大野敏英共訳)。

 

(9) シュライデン Matthias Jakob Schleiden(1804―81)。ドイツの植物学者。

 

(10) ベッセル Friedrich Wilhelm Bessel(17844―1846)。ドイツの天文学者、数学者。

 

(11) シラーの詩『逍遥吟』(Der Spaziergang)の一節、 

   Sucht das veriraute Gesetz in des Zufalls grausenden Wundern.

   Sucht den ruhenden Pol in der Erscheinungen Flucht.

   偶然のさまざまなる恐ろしき不思議の裡(うち)に普遍の法則を求め、

   現象の怱忙裡(そうぼうり)に渝(かわ)らざる極を探求するなり。

 

(12) メートラー Johann Heinlich von Mädler(1794―1874)。ドイツの天文学者。

 

(13) ビュヒナー Ludwig Büchner(1824―99)。ドイツの唯物論者、医師、『力と質量』(Kraft und Stoff, 1855) 『自然と精神』(Natur und Geist, 1857)。



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